遺品整理を始めるタイミングはいつが良い?
遺品整理とは逝去した人の愛用品や暮らした家、遺産などを整えることです。
しかし、次のように悩む人もいるのではないでしょうか?
- 「遺品整理を始めるタイミングがわからない」
- 「いつスタートさせれば損がないの?」
今回は、遺品整理を始めるおすすめのタイミングを紹介します。
遺品整理を始めるタイミングを逃すとどうなる?
遺品整理を始めるタイミングを逃すとどうなるか、解説します。
他の遺族とトラブルになるリスク
遺品整理を始めるタイミングを逃せば、他の遺族と揉める可能性があります。
相談なく処分したり、勝手に財産を持ち出したりする人が出る恐れがある点が理由です。
家族や親戚一同が集まるとき、進め方やスケジュールの話し合いをおすすめします。
空き巣や放火などの危険性
遺品整理を始めるタイミングを逃すと、空き巣や放火などの危険にさらされます。
故人以外住んでいない場合不用心になり、長期間の放置で建物は傷みやすいからです。
老朽化が進むと、一般的な住宅より犯罪のターゲットにされやすくなります。
賃貸物件の場合、余分なお金がかかる
遺品整理を始めるタイミングを逃すと賃貸物件の場合、余分なお金がかかる可能性があります。
指定退去日までに未完了の場合、家賃や違約金発生の恐れがあるからです。
賃貸借契約書を確認し、早急に遺品整理を始める必要があります。
相続税や相続放棄に問題が生じる
遺品整理を始めるタイミングを逃すと、相続税や相続放棄に問題が生じる場合があります。
締め切りを過ぎれば、お金が発生する手続きもあるからです。
例えば相続税は10ヵ月以内に未申告の場合、加算税が生じる恐れもあり要注意です。
生前故人が利用したサービス料金がかかる
遺品整理を始めるタイミングを逃すと、不要なサービス料金がかかります。
自動更新の場合、解約しなければ止まらないからです。
故人が契約したサービスを把握していないときは、重要な書類やクレジットカードの請求書を発見し認識するケースもあります。
遺品整理を始めるタイミングの判断基準
遺品整理を始めるタイミングの判断基準は、下記をご参照ください。
・各種手続きの期日
・作業者の体力と人数
・遺品の量と種類
無駄なお金発生の恐れがあるため、期日からの逆算が必要です。
かかる時間が変わってくるので作業者の体力と人数、遺品の量、種類も考慮し、開始のタイミングを決めましょう。
体力のある大人数で進めれば効率的ですが、確保できないときは困難です。
向き合う遺品が多いと長丁場になり、大型家具があれば衣類などよりも時間を要します。
通常1部屋に1週間かかるため、遺品の量や種類を見極めながら始めましょう。
遺品整理を始めるおすすめのタイミング
遺品整理を始めるおすすめの4つのタイミングを解説します。
葬儀直後〜2週間以内
1つ目のおすすめのタイミングは、葬儀直後〜2週間以内の遺品整理です。
通常亡くなった日から起算し通夜は翌日、
葬儀・告別式は翌々日にします。
葬儀後は遠方に住んでいても親族や相続人が一同に会しやすく、遺産分割協議や遺品整理の実施にもってこいなのです。
次のような提出が必要な各種手続きも目安になります。
・年金、国民健康保険などの資格喪失届(逝去後14日以内)
・死亡届の提出(逝去後7日以内)
施設入所だった際は、退所ルールが定められているケースも。
故人が賃貸物件に住んでいた場合家賃が継続して発生するため、契約状況を確認し退去できるよう早めに遺品整理をしましょう。
持ち家の場合も放置すれば固定資産税が毎年かかり、特定空家認定で最大6倍になる恐れもあるので迅速な売却が必須。
終活で故人が書いた遺言書やエンディングノート、相続財産を即確認したい人にもおすすめのタイミングです。
四十九日法要〜3ヵ月以内
四十九日法要は故人の命日から49日目に行われます。
遺品整理の1つのタイミングです。
親族が集まるため相談しやすく、後のトラブルを防げます。
形見分け希望の人や、落ち着いてから実家の遺品整理をしたい方に一押しです。
一部相続の限定承認や全部相続しない相続放棄の選択期限は、亡くなって3ヵ月以内。
全部相続の単純承認で良い場合は、申し立てをしなくても自動で選択されるため問題ありません。
しかし弁護士に相談の上で故人の借金などから遺産相続タイプを選びたいときは、3ヵ月以内を意識してください。
亡くなって7ヵ月〜10ヵ月以内
遺産整理を始めるタイミングは、亡くなって7ヵ月〜10ヵ月以内もおすすめします。
相続税の納税義務者の場合、逝去を知った日の翌日〜10ヵ月以内の申告手続きが必要だからです。
遅れると、加算税や延滞税を支払わなければならないケースもあります。
建物や土地などの不動産や貴金属類、骨董品などは査定が必要な可能性も。
亡くなって7〜8ヵ月程度の、期日から余裕を持ったタイミングで遺品整理の準備を始めるとスムーズです。
十分気持ちの整理がついた後
故人との思い出がよみがえり遺品整理のテンションにならない人は、無理せず気持ちの整理がついた後の着手をおすすめします。
10ヵ月以内の期日がある相続税が心配な方も一旦多めに見積もり金額を申告・納税しておけば、安心です。
確定後相続税の申告期限から5年以内の「更正の請求」で、差額が戻ります。
しかし時間が経過しすぎると貴重品と処分品の仕分けに迷う可能性もあるので、他手続きの期日と自分の気持ちの整理のつき具合と相談し開始時期を決めましょう。
始めるタイミングが決まったら、早速遺品整理を開始しよう
遺品整理を始めるタイミングが決まったら、早速行動です。
遺品整理を始めるときの注意点や手順は、こちらの記事をご覧ください。
自身でするか遺品整理業者に頼む方法があるので、双方の利点とデメリットを紹介します。
自ら行う
自ら行えば自己完結できるため、無断回収や相場以上の追加請求をする悪質な業者と出会わなくて済みます。
故人や遺族のみわかる大切なものとじっくり向き合いながら、自分の気持ちの整理もつけやすいのです。
人件費もかからずお手頃。
しかし故人の遺品に触れると感傷に浸り、作業が進まない恐れがあります。
あと大型家具は持ち運びにも一苦労で、体力のある人に協力を頼めないと厳しい面も。
大量にあれば手をつけるのも億劫になり、どこから始めるのが適切でどれが必要かの分類が難しく混乱するかもしれません。
整理できても、ゴミの分別や出し方のルールを押さえながらの片付けは大変です。
全国の男女200人への調査によると、約65%が遺品整理は「想像以上に時間がかかった」と回答しました。
遺品整理業者に頼む
遺品整理業者に頼めば、故人との別れに対し気持ちの整理をつける時間は減るかもしれません。
専門家に頼む分費用がかかり、悪質な業者に当たれば後悔する可能性もあります。
しかし選択を間違えなければ、お金をかける価値も十分。
良質な遺品整理業者を選ぶポイントとコツはこちらをご覧ください。
プロに頼めば次のようなメリットがあります。
・遺品の買取でプラス面もある
・所在地不明な遺品を探してもらえる
・精神・体力的な負担が減る
・遺品整理の時間が浮く
・相続や空家などに対しアドバイスをもらえる
・遺品の供養にも対処してくれる
時間がないときは、遺品整理業者に頼んだ方がお得です。
遺品整理を始めるタイミングが決まったらエセックへ
遺品整理を始めるタイミングに明確な規定はなく、人それぞれです。
しかし相続税や相続放棄などの期限が、1つのポイントになります。
あなたの最適なタイミングが決まったら、遺品整理を始めましょう。
精神的・体力的苦痛を和らげ、プロの目線からアドバイス・迅速な対応をしてくれるため業者への依頼をおすすめします。
エセックは次のような点が強みです。
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